ウェットスーツの重要性
ウェットスーツの基礎知識としておもな役割を解説していきたいと思います。
役割は大きく分けて3つあります。
- 体温の維持
- 浮力(浮き具の代わりにはなりません)
- 防御的役割
1.ウェットスーツを着て水中に入るとドライスーツ以外のウェットスーツはスーツの中に水が浸入します。スーツ裏側のジャージまたは裏起毛に水をふくんだ水の層ができ、この水の層が体温によって温められ、快適な温度にスーツ内が保たれます。従いまして身体よりもオーバーサイズのスーツを着用しますと水の出入が頻繁に発生し、体温の維持が保たれないため長時間の着用が難しくなります。既製サイズであれば一番身体に近いサイズもしくはフルオーダーにて仕立てることをお勧めします。
2.ネオプレーンというスポンジゴムで形成されているため気泡により多少浮力があります。ここで注意していただきたいのはライフジャケットの代わりにはならないということです。マリンジェットなどのレジャースポーツではウェットスーツを着用していてもライフジャケットの着用は義務付けられています。
3. 様々な海でのアクティビティにおいて海上海中での事故が考えられます。ダイビングであればサンゴや岩、海中の海洋生物などから、サーフィンであればクラゲやカツオノエボシから身を守ってくれます。特に夏場のサーフィンは薄着になりがちですが波に巻かれた際、ボードやフィンが衝突した時に身体のダメージを軽減する役割にもなります。