日々の使用によりウェットスーツには表面の汚れだけではなく、裏面にも皮脂や蛋白汚れなどが付着し劣化をしていきますので、少なくとも月に一度は専用シャンプーで水洗いし、乾燥させてください。ウェットスーツを長持ちさるためにも正しいウェットスーツの洗い方をマスターしましょう。
ウェットスーツの洗い方
ウェットスーツを使用したあとは、なるべく早めに洗うことをおすすめします。まず、ウェットスーツを洗う際に必要な物から説明します。
準備するもの
- フルスーツがまるごと入るバケツ
- ウェットスーツ専用のシャンプー
- ウェットスーツ専用のソフナー(柔軟剤)
- 十分な真水(お湯は厳禁)
シャンプーとソフナー混みの1液性のものもありますが、2液性のものをお勧めします。汚れた水を入れ替えた後に、ソフナーを入れた方が効果が高いからです。ソフナーは、シリコン配合の抗菌性なので柔軟効果が高まります。
手順
▼ STEP 1 バケツに十分な水(お湯は厳禁)を入れる
フルスーツがまるごと入るバケツに十分な水(お湯は厳禁)を入れ、10Lに対して10mlのシャンプーを入れかき混ぜてからスーツを入れます。
▼ STEP 2 丁寧にもみ洗いするる
5分ほどもみ洗いをします(裏表両方)。ひどい汚れの場合長めにもみ洗いします。これにより皮脂、蛋白汚れ、頑固なワックスなどがきれいに落ちます。バケツの水が汚くなります。
▼ STEP 3 バケツの水を入れ替える
汚れた水を捨てバケツに綺麗な水を入れよくすすぎます。
▼ STEP 4 ソフナーを入れる
バケツをすすいだ後、新しく綺麗な水を入れなおし、ソフナーを10Lに対して10ml入れます。
今回使用したソフナーは、シリコン入りで繊維1本1本、ゴムやジッパー部分もしっかりコーティングする除菌抗菌成分で配合されています。
▼ STEP 5 5〜10分ほど付け置きする
スーツをバケツに入れ揉みながらしっかり馴染ませます、その後5~10分付け置きし、すすがずに陰干ししてください。
今回使用したシャンプー SUKKIRI 001 価格1,500円(税別)とソフナー FUWAFUWA 001 価格1,500円(税別)は、いずれもSPRIG店頭で販売しているオススメの製品です。
ウェットスーツの干し方
ウェットスーツを十分に付け置きしたら、風通しのよい所に陰干を行います。
準備するもの
- 厚めのハンガー
ウェットスーツの重量に負けない厚みのあるハンガーを用意してください。ウェットスーツが型崩れしないハンガーを選びましょう。
手順
▼ STEP 1 ウェットスーツの裏側をハンガーにかける
付け置きが終わったら、ウェットスーツの裏側(セミドライであれば起毛側)を型崩れしないように厚めのハンガーにかけます。
この時細いハンガーにしますとゴムが型崩れして伸びてしまい元に戻らなくなるので細いハンガーは厳禁です。
▼ STEP 2 ウェットスーツを陰干しにする
厚めのハンガーにかけたウェットスーツは、直射日光を避け風通しのよい所に陰干しにしてください。
▼ STEP 3 裏側が乾燥したら表側も乾燥させる
ウェットスーツの裏側が完全に乾いた後、すぐに表側にして再び風通しのよい所で乾燥させてください。
ここでよくある間違いがあります。表スキンのセミドライの場合裏面を向けたまま乾燥させ、次回海に行くまで放置している状態です。
これは裏が乾いている状態でも裏のスキン面は濡れた状態で、長時間内側がシワの付いたまま放置されます、このシワからウェットスーツの劣化が促進します。裏が完全に乾いてから素早くスキン面の表側を乾燥させることで、ウェットスーツの寿命はかなり変わってきます。御覧のとおり頑固なワックスの汚れも落ちてます。
今回使用したハンガーはR2HANGER(日本製)です。折り畳みができるためドライスーツやネックエントリーに最適です。しかも日本製で壊れにくいです。R2HANGERもSPRIG店頭で販売しているオススメの製品です。
ウェットスーツの柔らかさを洗い方
以上がウェットスーツの洗い方からです。ウェットスーツの生地にとって濡れたままの状態の時間が続けは続くほど生地にはよくないです、正しい定期的なシャンプー、ソフナーを使用すれば柔らかさも長続きし寿命を延ばすことが出来ます。